風水でフェラーリ様は買えるのか!: 少年の夏

2012年12月30日

少年の夏

これは今年9月の出来事です。

お休みを利用して、神奈川県横浜市外のとあるチューニングファクトリーへ見学へと向かう
オレさま。ここはフェラーリやBMWのチューニングで有名なファクトリー。オレさまが欲しい
と思っているこのファクトリーのフェラーリは、改造費だけでおよそ1,600万円!。車両代は
別である。しかしエンジンからエアロパーツ、足回りまで全てに手を付ける内容を考えると、
激安ではとも考えられる内容だ。マニアの間では有名なファクトリーだ。

京急線に乗って最寄駅から徒歩約20分。閑静な住宅地の中にそのファクトリーはあった。夏の
終わり。結構汗ばんでしまった。何の変哲のない、よくある自動車工場がポツンとあった。工場
内にはフェラーリ、BMWが数台置かれていた。工場内には1人、初老のメカニックさんがいた。
有名なファクトリーだがショールームとかは一切なかった。お仕事中のメカニックさんだけが、
いるので遠巻きに見て帰ろうとしたが、ここまで来たんだから勇気を出してメカニックさんに
声を掛けた。

『あの〜、雑誌を見て興味を持って来た者です。突然来てスイマセン。』
『?、君まさか歩いて来たの?』
『ハイ。』
『珍しいね(笑)。だいだいクルマでみんな来るよ。今日は休みで俺だけなんだ。お茶でも飲もうよ。』

なんとその初老のメカニックさんが、代表のIさんだった。業界では有名な方だ。工場近くの事務所
に案内されて2人きりで麦茶を飲みながら話始めた。オレさまが昔、旅行先のイタリアでフェラーリに
出会い、ハイブリットカ―好きから一変、無駄のカタマリフェラーリを買おうと思った経緯、バイク便
をやっていた事、今の仕事、節約してフェラーリを買おうとしている事など話した。I代表はえらくうれ
しそうだった。

『キミ今どき珍しいね。でもこうやって来てくれるなんてうれしいよ。だいたい駅から遠いだろ(笑)』

そう言って笑っていた。そしてこの道数十年にわたっての代表のクルマ談義が始まった。若かりし頃に
BMWのクルマの精度に感動した事、ドイツにて修行したこと、最近のクルマ事情についての淡きなど。。
約1時間に渡りお話をしてくれた。何しろクルマの裏の裏まで知っているから、話が面白言ったらありゃ
しない。

『あぶら君ね、クルマの精度に関してはBMWの方がフェラーリより上だよ!』
『●ルシェなんて、トヨタが同じもん作ったら数百万で作れるよ!』

笑ってしまった。確信を持っての言葉にうなずくしか無かった。そしてこう語った。

『あぶら君ね、オレはバイクみたいなクルマを作りたいんだよ。クルマと人が一体になれる様な
 クルマを作りたいんだ。それがうちのコンセプトなんだ。飾りじゃなくて乗っていて楽しいと
 思って貰えるようなクルマを作るんだ。そしてみんなにもっとクルマに乗ってもらいたいんだ。』


60を過ぎたI代表は語った。まるで子供の様に瞳を輝せながら熱く語った。まだ雑誌でしか拝見して
いない代表が作ったクルマ。でもこう思った。この人の作ったクルマに乗りたいと。

『あぶら君、オレはあと10年は頑張るからな。待っているからいつでも来てくれよ。』
『ハイ!、仕事頑張って来ます。』
『よろしくな。』


代表の少年の頃、クルマへの憧憬を未だに持ち続けているのだろう。楽しいだろうな。だから代表の
作るクルマに乗ったら絶対楽しいだろう。

目標は高くなった。でもあの日の高揚感と、代表の少年の様な瞳を未だに忘れられない。

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posted by あぶら at 17:54| Comment(0) | Road to FERRARI様 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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